いきいき*せかんど~プロジェクトについて~

いきいき*せかんど~プロジェクトについて~

2016-02-02更新

 

こんばんは。いきいき*せかんどの建石です。

 

今日は自立訓練と就労継続支援B型事業所に通所されているメンバーさんの楽しみの1つでもある訓練の「プロジェクトXYZ」についてお話します。あるメンバーさんが新聞・編集訓練で「プロジェクトXYZ」について記事を作成していましたので紹介します。

「題名:いきいきでの生活にまつわること」

いきいきでは、1~2ヶ月に一度、プロジェクトXYZ(外出訓練)というものがある。テーマから計画立案まで、通所者がメインに作りあげていく。もちろん、門限(※注)やテーマなどの指針はあるが、食事と施設、どちらをメインにするかで変わってくる部分が多々ある。そこが難しくも、やりがいのあるところだ。

そんな外出訓練の中で印象に残ったものが2つある。1つはイチョウ並木を見に明治神宮外苑を訪れたことだ。混雑は大丈夫か?と思いつつ迎えた当日、心配は杞憂におわり充分にイチョウ並木を堪能した。

2つ目のNHKスタジオパーク訪問でも、話題の朝ドラの展示がNHKのお堅いイメージを払拭し、とても楽しく見所満載だった。

外出訓練を通し、車イスや団体での移動の難しさと、自分達で計画を立てる事の楽しさを経験した。車イスだから、不利だからと避けるのではなく、よく調べたり、時には実行してみてどうだったかを知ることが、大切な場合もあると経験できる訓練であった」

「プロジェクトXYZ」に対する思いが詰まった記事ですね。ありがとうございます。

(※注:通所時間の兼ね合いと共に、与えられた時間内で計画を立てることに取り組むため設定しています)

「プロジェクトXYZ」とは、障害を負ってできなくなったことや、行わなくなってしまったことを実現するプログラムで、障害があってもできる自分を実感することを目的としています。そのため、メンバー同士で考えて決めるプログラムなので、職員は後方から支えるようにしています。

「プロジェクトXYZ」で求められることは、①計画・準備・実行する能力、②チームで協力して取り組む姿勢、③興味・関心のあることへのチャレンジ、④地域の社会資源の活用、です。

1つ目の計画・準備・実行には遂行機能が必要とされます。高次脳機能障害の症状の一つである「遂行機能障害」は計画立てて物事を考えることや同時に2つの作業を行うこと等が苦手になります。そのため、事前に予定を伝えることで、先の見通しを立てられるよう練習しています。

2つ目のチームで協力して取り組む姿勢では、就労を意識した訓練の一環として、企業側から求められることが多い「コミュニケーション能力」を養うことを目的としています。また、チームで協力することで自分の苦手な部分を知る機会になり、かつ、メンバー同士で苦手な部分を補い合う機会にもなります。

3つ目の興味・関心のあることへのチャレンジでは、今まで行ってきたことや障害によって自信を失くしたことに対して、一人では難しいこともメンバーと一緒にチャレンジすることで、達成感や自己肯定感の向上につながります。

4つ目の地域の社会資源の活用では、外部との接点を持つことを目的としています。そのため、公共交通機関やレストラン、テーマパーク等を積極的に利用しています。駅員さんやお店の方とのやり取りを通して、一つひとつできることを増やし、自信につなげています。

11月から2ヶ月強の期間をかけて計画を立てて1月下旬に無事に実行してきました!その模様は、また後日お伝えしますね。お楽しみに!