高次脳機能障害者のための認知機能向上リハビリ「個別機能訓練」

高次脳機能障害者のための認知機能向上リハビリ「個別機能訓練」

2019.11.25更新

訓練の目標

❶自己決定・自己選択できるようにすること
❷継続した役割を持つ
❸二次的障害の予防
❹社会とのつながりをもつこと

若年性認知症と高次脳機能障害ではプログラムの内容が異なるので、曜日を分けてスケジューリングしています。
今回のレポートでは、高次脳機能障害者向けのプログラムの中から、個別訓練のご様子をお伝えします。

 

個別訓練の内容

●発症・退院早期に必要なリハビリテーション
●代償手段を活用したスケジュールの自己管理・モチベーションの向上
●高次脳機能障害やそのほかの障害に対しての理解や自己管理

では、具体的な「個別機能訓練」の目標と、ケア・訓練の例を見ていきましょう。

 

Aさんのケース

記憶障害・注意障害があり、休職中の仕事に戻りたい、病院を退院したばかりのAさん

言葉を覚えておくような記憶の課題や、たくさんの文字の中から指定の文字を抜き出す注意力の課題のような機能訓練や一日のスケジュール表を自分で確認して動くことを通し、記憶や注意力、自発性の機能を高めています。

 

 

Bさんのケース

記憶障害・遂行機能障害があり、好きな手芸がうまく進められないBさん

前回どこまで進めたか?、どの手順を先に行えばよいか?と迷ってしまいますが、手順書を導入して行うことで、記憶や作業の組み立ての代償手段を獲得し、手芸がうまく出来るよう頑張っています。

 

 

Cさんのケース

衝動を抑えることの困難さのため、周囲の場面を気にせず頻回にトイレに行ったり、先の予定を時間に関係なく次々と行ってしまうCさん

ご本人が好きな碁を行い活動に集中できる時間を長くとれるようにしたり、あえて先の予定を直前に伝えることで衝動的に動くことを抑えて一旦確認をすることを促し、周囲に合わせて動けるように練習しています。

 

プログラムの目標・内容やケア・訓練の内容は、6か月に一度行われる専門スタッフによるカンファレンスの場で検討。利用者の方の日々のご状態と訓練の評価に基づいて決定し、実際の訓練で再評価をしつつ随時微調整をしていきます。

 

#003 どんな手帳が給付されますか?

障害の状況(受傷の状況)によって、給付される手帳が異なります。

●身体障害者手帳
肢体、視覚、聴覚、音声・言語・そしゃく、心臓、じん臓、呼吸器、直腸(ちょくちょう)、ぼうこう、小腸、免疫機能、肝臓機能などに障害のあるかたが各種の援助を受けるために必要な手帳です。
詳しくは こちら をご覧ください。

●愛の手帳(療育手帳)
知的障害者(児)が各種のサービス(手当、制度等)を受けるために、東京都が交付している手帳です。障害の程度は知能測定値、社会性、日常の基本生活などを、年齢に応じて総合的に判定し、1度(最重度)、2度(重度)、3度(中度)、4度(軽度)に区分されます。
詳しくは こちら をご覧ください。

●精神障害者保健福祉手帳
記憶や注意機能、社会的行動上の障害がある方のために作られた手帳で、各種サービス・割引、公的支援のほか、税金・年金・各種控除など様々な優遇があります。
詳しくは こちら をご覧ください。


東京都若年性認知症総合支援センター

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