いきいき*せかんど~Green配達について~

いきいき*せかんど~Green配達について~

2016-05-23更新

 

こんばんは。いきいき*せかんどの建石です。

 

今日は自立訓練で行っている新聞・編集訓練の『Green』作成・配達についてお話します。

『Green』は高次脳機能障害を持つ当事者が作ったミニ雑誌です。雑誌の編集活動を通して、高次脳機能障害を改善することや、補う方法を身につけるための訓練として行っています。

高次脳機能障害のひとつである遂行機能障害では計画的に作業することが苦手になる、手順が分からなくなる等の症状がみられます。そのため、『Green』作成では、①テーマや記事内容を決める、②計画する、③制作する、④製本・配布の四工程をメンバー同士で協力・相談しながら進めていきます。

また、自分自身の症状に気付きにくい方のためには、就労へ向けての第一歩として、「自分自身の苦手な部分(症状)に気付く」ことが大切になります。そのため、メンバー同士での協力・作業を行うことで、相手の苦手な部分だけではなく、自分自身の苦手な部分に気付くきっかけとなります。

去る3月下旬にメンバー間で協力し、無事に『Green』が完成しました!

完成後には、いつもお世話になっている区役所や医療機関、地域の施設、東京都心身障害者福祉センター等にお届けに伺いました。

配達日の前々日から行う配達計画では、当日のスケジュール確認はもちろんのこと、担当者へお伝えする内容の確認、役割分担、ロールプレイを行います。

高次脳機能障害の症状には、言語障害によって話す・書く・読むことが苦手になる、行動と感情の障害によって相手の状況を察することや場を読むことが難しくなることが含まれます。

以上のことから、配達といってもただお渡しするだけではなく、社会人に求められるコミュニケーションマナーの訓練も兼ねています。担当者を呼んで頂きたい時の依頼、要点をまとめて相手に伝える方法、感想を引き出す声掛け…一つひとつの行動・訓練が就労に結びついていきます。

また、配達する目的として高次脳機能障害の啓発もあります。まだまだ社会の認知度が低い『高次脳機能障害』を多くの方に伝えていきたい!という思いから、地域や機関に配達しています。

もし、『Green』を見かけた際には是非手に取って読んで頂けると幸いです。今回のテーマは「人生の夢・今後やりたいこと~10年後の自分~」ですので、各メンバーさんの夢が詰まった内容になっています。

よろしくお願い致します。